5月14日の誕生石と誕生日石
5月14日の誕生石(誕生日石)は「ブルーグリーン・ジルコン」
特徴
ジルコンは、高価なダイヤモンドの代用品として使用されてきた石としても有名です。カラーは、無色のものから、赤・青・黄・オレンジまで、バリエーション豊富です。純度の高いものが透明で、不純物の種類や量によって様々なカラーが存在しています。名前の通り、青緑色のものを「ブルーグリーン・ジルコン」といいます。
先に述べた通り、無色のものはダイヤモンドの代用品として使用されることがあります。しかし、ジルコンは高い屈折率をもち、下に透けるものが二重に見えることから、簡単にダイヤモンドと見分けることができます。
なお、人工ダイヤモンドである「ジルコニア」と、天然石である「ジルコン」は別物なので注意しましょう。
主な産地は、オーストラリア、ミャンマー、タイ、インド、スリランカ、ベトナム、ブラジル等です。一般的には、インドやスリランカで採掘されたものが良質であるといわれています。
石言葉
やすらかな時間「ブルーグリーン・ジルコン」の効果
ジルコンは、身につけることで知恵、名誉、富をもたらし、その光沢がなくなると持ち主に危険が迫ると信じられてきました。このように、知恵や成功をもたらす効果があるといわれています。また、悲しみを取払ってやすらかな心を取り戻してくれる効果、いわれのない嫌疑を晴らす効果、潜在的な美しさや優しさを引き出してくれる効果等があるとされています。
5月の誕生石①「エメラルド」
特徴
透明度が高く、鮮やかな緑色が特徴のエメラルド。ベリル(緑柱石)の一種で、アクアマリンと同じ鉱物です。通常、エメラルドは、結晶化する際に内包物や亀裂が入るため、衝撃等に弱く、傷が多い宝石としても有名です。したがって、超音波洗浄も避けなければならない点に注意が必要です。
現在では、ひび割れや傷を埋めたり、発色を良くする目的で、ほとんど全てのエメラルドに樹脂につけ込む等の特殊な加工がなされています。
逆に言えば、多少の傷や内包物が「天然物」であることの証ともいえます。もっとも、あえて天然物に見えるように傷や内包物を入れた人工物も存在しますので、頭の片隅に入れておきましょう。
エメラルドの歴史は古く、紀元前4000年頃には、バビロニアの首都バビロン(現在のイラク周辺)で取引されていたことがわかっています。また、エジプトでは、紀元前2000年にはすでに採掘が始まっていたと考えられています。 古代エジプトの女王クレオパトラは、エメラルドを愛し、ついには自己の名前をつけた鉱山を所有し、採掘させたエメラルドを粉末にして化粧品として用いたとまでいわれています。また、ローマ帝国の暴君として知られているネロもエメラルドを愛し、エメラルドで作成したメガネをつけていたといわれています。このように、古い時代から人々を魅了してきた宝石なのです。
石言葉
幸運・清廉・不老長寿「エメラルド」の効果
精神的な疲れを癒すと共に、愛と安定感を与える誕生石です。心身の疲れを和らげて、心と体の調和をもたらしてくれるパワーストーンとしても有名です。 また、未来を見通す力を与えるともいわれています。
5月の誕生石②「ヒスイ」
特徴
やわらかい緑色が美しい石で、主にアジアで愛されてきました。ジェダイトとも呼ばれます。高度は水晶よりもやや低く、傷はつきやすいですが、靭性(割れにくさ)の面ではダイヤモンドよりも強いのが特徴です。宝石の中で最も割れにくい石でもあります。
カラーは、緑の他、白、赤、青、機、オレンジ等、バリエーションに富んでいます。
中国では、ヒスイは王が持つべき石とされており、神や皇帝等、その時代の権力者たちの象徴とされてきました。歴代の皇帝たちに愛され、ダイヤモンドよりも高価で貴重な石として扱われてきたという歴史もあります。 また、一般的には、不幸や災いを避けるための「お守り」として用いられてきました。
ミャンマー、ロシア、アメリカ、ニュージーランド、日本等で産出されます。
石言葉
安定・知恵・長寿・幸福・健康と繁栄「ヒスイ」の効果
安定や幸福に繋がる「お守り」的な効果が期待できる誕生石です。信頼できる良い仲間との出会いを導いてくれるといわれています。また、物事を良い方向へ導いてくれるともいわれています。そのような効果が期待されることから、新たに事業を始める方・ビジネスを行っている方に特に人気があります。