5月24日の誕生石と誕生日石
5月24日の誕生石(誕生日石)は「ホワイト・ムーンストーン」
特徴
表面を研磨していくと、まるで月のような白くやさしい光が放たれることから、「ムーンストーン」と名付けられました。地球上の岩石の約6割を占めるといわれているフェルドスバー(長石)の一種です。フェルドスバーには、ラブラドライト、サンストーン、アマゾナイト等の有名な石があります。
シーン(乳白色の光の帯)が明確で、石の角度を変えてみることで、シーンがスムーズに移動するものが良質なムーンストーンであるとされています。
月の光が、暗い夜道を照らして旅人を補助することから、「旅の石」とも呼ばれ、古くから、旅や航海のお守りとして用いられてきました。また、古代インドでも「聖なる石」と呼ばれ、農業に従事する者たちは、豊作を祈ってこの石を身につけていたと伝えられています。
インド、スリランカ、マダガスカル、ミャンマー、タンザニア、アメリカ等で産出されます。
石言葉
愛・希望・幸福・恋の予感「ホワイト・ムーンストーン」の効果
石の名前の通り、純真無垢を象徴する「月の神秘」が宿る石といわれています。女性に関して言えば、女性らしさを最大限に引き出して、愛情や絆、感受性、直感力といった感性を高めるパワーを持つ石とされています。
5月の誕生石①「エメラルド」
特徴
透明度が高く、鮮やかな緑色が特徴のエメラルド。ベリル(緑柱石)の一種で、アクアマリンと同じ鉱物です。通常、エメラルドは、結晶化する際に内包物や亀裂が入るため、衝撃等に弱く、傷が多い宝石としても有名です。したがって、超音波洗浄も避けなければならない点に注意が必要です。
現在では、ひび割れや傷を埋めたり、発色を良くする目的で、ほとんど全てのエメラルドに樹脂につけ込む等の特殊な加工がなされています。
逆に言えば、多少の傷や内包物が「天然物」であることの証ともいえます。もっとも、あえて天然物に見えるように傷や内包物を入れた人工物も存在しますので、頭の片隅に入れておきましょう。
エメラルドの歴史は古く、紀元前4000年頃には、バビロニアの首都バビロン(現在のイラク周辺)で取引されていたことがわかっています。また、エジプトでは、紀元前2000年にはすでに採掘が始まっていたと考えられています。 古代エジプトの女王クレオパトラは、エメラルドを愛し、ついには自己の名前をつけた鉱山を所有し、採掘させたエメラルドを粉末にして化粧品として用いたとまでいわれています。また、ローマ帝国の暴君として知られているネロもエメラルドを愛し、エメラルドで作成したメガネをつけていたといわれています。このように、古い時代から人々を魅了してきた宝石なのです。
石言葉
幸運・清廉・不老長寿「エメラルド」の効果
精神的な疲れを癒すと共に、愛と安定感を与える誕生石です。心身の疲れを和らげて、心と体の調和をもたらしてくれるパワーストーンとしても有名です。 また、未来を見通す力を与えるともいわれています。
5月の誕生石②「ヒスイ」
特徴
やわらかい緑色が美しい石で、主にアジアで愛されてきました。ジェダイトとも呼ばれます。高度は水晶よりもやや低く、傷はつきやすいですが、靭性(割れにくさ)の面ではダイヤモンドよりも強いのが特徴です。宝石の中で最も割れにくい石でもあります。
カラーは、緑の他、白、赤、青、機、オレンジ等、バリエーションに富んでいます。
中国では、ヒスイは王が持つべき石とされており、神や皇帝等、その時代の権力者たちの象徴とされてきました。歴代の皇帝たちに愛され、ダイヤモンドよりも高価で貴重な石として扱われてきたという歴史もあります。 また、一般的には、不幸や災いを避けるための「お守り」として用いられてきました。
ミャンマー、ロシア、アメリカ、ニュージーランド、日本等で産出されます。
石言葉
安定・知恵・長寿・幸福・健康と繁栄「ヒスイ」の効果
安定や幸福に繋がる「お守り」的な効果が期待できる誕生石です。信頼できる良い仲間との出会いを導いてくれるといわれています。また、物事を良い方向へ導いてくれるともいわれています。そのような効果が期待されることから、新たに事業を始める方・ビジネスを行っている方に特に人気があります。